自宅の本箱で昔むかし買った本を見つけました。すっかり忘れていたけど、手に取って見ると買った頃にタイムスリップ・・・、「いやあ、懐かしい。。。」
1979年に旅したインド・ダージリンのホテルの売店で購入した思い出の一冊です。
旅の目的地はブータン王国でしたが、当時はインド経由で陸路から入国するしか手段がありませんでしたので、コルカタ(カルカッタ)~ダージリン~シッキム~ブータンと言う道程です。
紅茶で有名なダージリンですが、ヒマラヤ鉄道の蒸気機関車が走る事でも有名な所です。
標高2134メートルのダージリン地区からは、世界第三位高峰のカンチェンジュンガ(8586m)が遠望出来ます。
そのダージリンのホテルで食事中に、この本の主人公「テンジン氏」に遭遇。旅先で有名人に会う事など滅多に無いので、すぐに売店で本を買い求めました。
そう!旅の記念にこの本にサインをしてもらおうと思いました。 食事中にも関わらず気さくにサインを下さいました。
素直に嬉しかったです
後で思ったこと・・・「一緒に写真も撮れば良かったなあ」と、今にして思えば残念の一言につきますが、当時はサインを貰うのが精いっぱいでした。 まだまだ若い時でしたからネ。
テンジンと言っても知らない人の方が多いと思いますが、1953年に世界で初めてエベレスト登頂に成功したシェルパ(山岳ガイドの様な人)です。山好きの人なら誰でもご存じの名前ですね。
現地でも超有名人でした。長くダージリンに居住され、ヒマラヤ登山学校やツアーの会社を経営されていた頃で、長身の渋い紳士と言うイメージがあります。
一冊の本ですが若き日の貴重な思い出を甦らせてくれました。
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